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2月, 2017の投稿を表示しています

フェスに出演しました 3

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アイヌ文化フェスティバル2021に出演しました。 備忘録として。 前日仕込み とはいっても音響は自前の機材をほとんど使わないので、使いそうなモノ(ワイヤレス関連と卓まわり特にPC、インターフェイス関連)だけよりわけて荷揚げです。 スピーカー、卓、PCCなど場所を指定して置いてもらいました。 奥のモニター。いつもの場所にスタンドで立ててもらいました。 メイン&前モニター。 前モニターは場所が厳しくてこの位置に。同軸なので軸外の音の変化がすくないのが良い。 メインはラインアレーなんで、客席では明瞭度が高い。舞台上では、低音の回り込みは少なく客席からの跳ね返りは大きく感じられる。 卓廻り。手前がCL3。奥がCL5。 手元全貌。 PCはいつも通りの右側に戻しました。台本は箱馬を重ねた上にのっています。 緑のトレーは3Dプリンターで作ったもの。RIVAGEに合わせて作ったので、CLには収まりが悪く、ちょっと斜めになっています。 写ってませんがヘッドホンは自前のを引っ張り出してきました。 TBマイクは借りた58です。 案の定、照明、映像に時間がかかり、隙間で音出しして、あとはレイヤーやユーザーデファインドキーの設定に時間を費しました。 カスタムレイヤーの設定 CLのいやらしいところはMIX/MTXのレイヤーがインプットの側のブロックに出せないところ。 こんな風にNanoPadをCentraLogic上に置いちゃうと、MIXにアクセスしにくくなってしまう。 最初はNanoPadをどけながらいじっていたんだけど、かなり面倒。 カスタムレイヤーがみっつ設定できるので、A2に出力用のカスタムを設定したらとたんに便利になりました。LS9的な使い勝手が復活です。 ユーザーデファインドキーの設定 これはLS9にも設定してるんだけど、comp1/EQ/Home画面のbookmark、TB On/Off、TB画面を呼びだせるようにしておくと便利です。 何だか調子が悪い?..本番中に止まる 他団体のリハがお先で進んでいくんだけど、何だか調子が悪い感じ?繋がらないチャンネルがあったり、出音が変だったり… 曰くDanteを目一杯使っていて、かつDanteとMADI変換してるところがあって上手くいってないのではないか、あとCL5自体もおかしい、とのこと。まぢか。困る

秋田メモ Danteエラー

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業務連絡的なものの続き。 ポン出しには、Ableton Liveをメインと予備の二台を併走させ、それぞれDante経由、FireWire->ADAT経由で卓に送っています。 一度、開演して直ぐのいいところでガガッというノイズを出したのでそれ以降は予備のADATのLiveに切り替えて最後までやったことがありました。 あとでkernel.logを見たらちょうどその時間に、IOAudioStream::clipIfNecessaryというのが記録されていました。 とりあえず、 あやしいログを見たら再起動なり使用をやめれるようにkernel.logを表示しておくことにしました。 kernel.logを眺めていてわかったこと 起動時にNetworkAudioEngine::sendPkt エラーが必ず頻発する。直ちに音に影響が出るわけではない。最中でも音は出るし、おさまれば問題ない。 起動時以外だとNetworkAudioEngine::sendPkt エラーで音が出なくなったことがある。 IOAudioStream::clipIfNecessaryが出るとノイズが出る。 IOAudioStream::clipIfNecessaryを見た時点で可能なら再起動、ということにしていました。一度、実際に再起動しました。 ユーティリティー > コンソールでkernel.log(新しいOSではsystem.log)を開けば見れます。 コンソールはいろいろできて便利なんですけど地が白いので、本番中は目に辛いことがあります。 色付きで見るにはユーティリティー > ターミナル > シェル > 新規ウィンドウ... からお好みの見た目のものを立ち上げて使うといいです。 シェルを立ち上げたら tail  -f  /private/var/log/kernel.log  と入力。 "Pro"。黒地。白字がだんだん苦痛になってやめた。  "Grass"。緑地に黄色字で意外と見易い。 環境設定 > プロファイル で自分好みのも作れます。 kernel.logのない新しいOSなら tail -f /private/var/log/

秋田メモ スピーカの配置など

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業務連絡的なものの続き。 会場条件としては 狭い スピーカが吊れない。バトンの耐荷重が低いため。 ということがわかっています。 大道具プランが出たところでスピーカが置けるか検討しました。 SketchUpで3Dに起こしてスピーカをざっくりと置いてみました。  ちなみにスピーカから出ている補助線は、指向角の1/2のところで引いています。 音量も音質もそれほど変わらない範囲ということで、スピーカ単体のカバーエリアを検討するときにはより実感に近いと思います。 メインスピーカの置き方が難しいです。 避難経路の確保 地震で倒れない 客席をカバーするベストポジション この条件を満たしていないといけません。 上の図だと、スピーカ前の通路が取れておらず、前すぎて客席全体をカバーできていません。 それで大道具プランナーさんと相談してこんなふうにしていただきました。 スピーカ前通路と避難口への通路を確保し、より客席をカバーできる位置になりました。 床面のそれぞれ赤い部分、茶色の部分が道具をカットしていただいたところです。 最終的にはこんな感じです。 中抜け用の SX300が写ってますが、メインだけで十分だったので実際は音が出ていません。 照明のSSの置き場がないので、サブウーハの穴を貸してあげました。 転倒防止用のロープをすのこから降ろして、スピーカとSSに結んでいます。 FB/効果音用の奥スピーカはこんな感じです。 下手は、人の出入りがこれでできるか演出に確認してOKをもらいました。 上手はスピーカの正面だけ音が通るように加工してもらいました。 実物です。 下手は袖パネルぎりぎりまでせめています。 わかりにくいですが上手はスピーカ部分だけドンゴロスになっていて音が通ります。 左右対称になってないのでステレオ音像的には若干気持悪い感じですが、舞台も非対称だし、だれも気にしてないので特に補正はしてません。

秋田メモ ワイヤレスマイクの養生

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業務連絡的なものの続き。 ワイヤレス送信機が駄目になりつつあります。 プラスチックの筐体なのですが、長年使っている間にやわくなってきているようです。 爪で軽く弾く程度の振動でマイクロフォニック音が聞こえたり、使用時に力が加わるとバツバツノイズを出したり。 多分、基板もいかれてきているんでしょう。 修理に出しても直って帰ってこないこともあったし、もう修理にも出せないしで困ってものです。 とりあえず、ある物を大事に使うには的な話です。 もともと、こんな風に背中に割り箸の骨を入れて後ろからの歪みを防いでいました。 これでも不十分な感じになってきたので、表側にベニヤ板で外骨格を作りました。 こうしてからは、トラブルありません。

秋田メモ 01V電池切れ

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秋田市に出張公演に来ております。 来年もやることが来まっているので、今年やってのハマりどころを書いていきます。 業務連絡的なものです。 01Vの電池が切れかかっています。  ある時、起動時にこの表示が出てenterを押したら、何を間違ったのかyesの方を押してしまったらしく、まっさらな卓になってしまいました。 幸い、仕込み完成時のStudio Managerのデータが残っていたのでその後の変更を思い出し、演者にも協力してもらって、なんとか復帰できました。 ハマったところ よく考えないでyesを押してしまった。 まっさらになるとStudio Managerを受け付けない。DIO->MIDI HOSTから再設定が必要。  こまめにデータを取ってなかった。 たまたまその直前にDMEのいざこざがあって、モニタースピーカーの音量をレベルメータで正確に計っていたのでそのデータで結構助かりました。 データはこまめに取っておく、というのが大事です。ほんとに。

秋田メモ ワイヤレスマイクの電波

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秋田市に出張公演に来ております。 来年もやることが来まっているので、今年やってのハマりどころを書いていきます。 業務連絡的なものです。 ここは市街地で近隣にホテルとか公共施設が多いので、電波が結構大変なことになってます。 ワイヤレスマイクは我々はB11-16を使うように館内では調整されているのですが、B13、B14によくノイズが乗ってきます。 たいがいは舞台に出ればだいじょうぶなレベルでしたが、時々強すぎてチャンネル変更せざるを得ない場合もありました。 送信出力は強く、パワードアンテナの感度は低くすることでなんとか凌いでいます。 受信機も舞台側に置いてます。 また、調整無視の屋外イベントも考えられるので、そういうときよく使われるB11,12はなるべく予備にしておいた方がいいようです。 なるべく早い時間に予備も含めて全ての送信機のスイッチを入れて、「ぼくはここにいるよ」アピールをして、そこは使えないんだ、と思ってもらうしかないようです。 無線LANも飛び交っているので2.4GHzのワイヤレスマイクも辛そうです。試してませんが。 スマホのアプリで計測したグラフ。 地元の同業者に聞いたら、だめだめなのでまず使わないという話でした。

秋田メモ DMEの謎

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秋田市に出張公演に来ております。 来年もやることが来まっているので、今年やってのハマりどころを書いていきます。 業務連絡的なものです。 ここの会場にはスピーカプロセッサとしてYAMAHA DME64Nがはいっています。 こちらの仕込みとしてはなるべく会場設備に依存しないように、調整室卓LS9もこのDMEも使わないようにしています。 設備で使ってるのは、仮設の卓との配線のためのマルチケーブルシステム一式と、SX300 二台とそれ用のアンプ、楽屋系、調整室照明卓のモニタースピーカーくらいのものです。 このDMEの内蔵電池が切れたので外して修理に出していいかと管理の方から連絡がありました。 こちらでは使用してないので大丈夫なはず。一応DMEの電源を落してチェックしたらちゃんと音が出ていました。 でも、音が大きくなっていたんです。 モニターで使っているSX300で5.5dB 楽屋、運営系で15dB。 で、修理は春まで待ってもらうことにしました。 設備の図面を調べましたが、そのようになる原因はいまだに謎です。