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9月, 2012の投稿を表示しています

フェスに出演しました 3

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アイヌ文化フェスティバル2021に出演しました。 備忘録として。 前日仕込み とはいっても音響は自前の機材をほとんど使わないので、使いそうなモノ(ワイヤレス関連と卓まわり特にPC、インターフェイス関連)だけよりわけて荷揚げです。 スピーカー、卓、PCCなど場所を指定して置いてもらいました。 奥のモニター。いつもの場所にスタンドで立ててもらいました。 メイン&前モニター。 前モニターは場所が厳しくてこの位置に。同軸なので軸外の音の変化がすくないのが良い。 メインはラインアレーなんで、客席では明瞭度が高い。舞台上では、低音の回り込みは少なく客席からの跳ね返りは大きく感じられる。 卓廻り。手前がCL3。奥がCL5。 手元全貌。 PCはいつも通りの右側に戻しました。台本は箱馬を重ねた上にのっています。 緑のトレーは3Dプリンターで作ったもの。RIVAGEに合わせて作ったので、CLには収まりが悪く、ちょっと斜めになっています。 写ってませんがヘッドホンは自前のを引っ張り出してきました。 TBマイクは借りた58です。 案の定、照明、映像に時間がかかり、隙間で音出しして、あとはレイヤーやユーザーデファインドキーの設定に時間を費しました。 カスタムレイヤーの設定 CLのいやらしいところはMIX/MTXのレイヤーがインプットの側のブロックに出せないところ。 こんな風にNanoPadをCentraLogic上に置いちゃうと、MIXにアクセスしにくくなってしまう。 最初はNanoPadをどけながらいじっていたんだけど、かなり面倒。 カスタムレイヤーがみっつ設定できるので、A2に出力用のカスタムを設定したらとたんに便利になりました。LS9的な使い勝手が復活です。 ユーザーデファインドキーの設定 これはLS9にも設定してるんだけど、comp1/EQ/Home画面のbookmark、TB On/Off、TB画面を呼びだせるようにしておくと便利です。 何だか調子が悪い?..本番中に止まる 他団体のリハがお先で進んでいくんだけど、何だか調子が悪い感じ?繋がらないチャンネルがあったり、出音が変だったり… 曰くDanteを目一杯使っていて、かつDanteとMADI変換してるところがあって上手くいってないのではないか、あとCL5自体もおかしい、とのこと。まぢか。困る

ダミークリップを使う

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これ の続き。 ダミークリップそのものは簡単なことで トラックのMonitorをInに設定した場合 そのトラックに置かれているクリップののオーディオは無視されるが クリップのエンベロープに書かれているエフェクト、ミキサーのコントロールのオートメーションは有効 それで、音を出すだけのトラックからコントロール専用のトラックに音を送ることで、シーンでミキサーやエフェクトがコントロールできる、ということです。 オーディオトラックやMIDIトラックに適用すればインサートやチャンネルストリップのオートメーションができるし、リターントラックに適用すればセンド/リターンのオートメーションができます。 ここからは具体的に、自分の使い方にそって。 まず、全体の構造から。 入力:ミュージカルなので、大きく分けて効果音と音楽があります。今の舞台では効果音5トラック、音楽2トラック、他にサンプラーをたくさん。 出力:スピーカの位置によってリターントラックでマルチアウトしています。舞台奥、舞台前、パーカッション用のモニター、PA、客席効果音用など。 エンベロープで操作すること:リターントラックへのルーティング、フェードアウト、EQ、リバーブなど。 まず、ほとんどの素材は音量とルーティングを設定すれば使えるようになります(っていうかそういうふうに作りこんでおく)。 音楽にはオートメーションが必要になる場合もありますが、殆どの場合、クリップのボリュームを書けば対応できます。 問題はある音の途中で何かしたくなったときです。 フェードアウトを例に話をすすめます。 まず、専用のトラックに必要な設定をして、そこにクリップを移動させます。 トラックの設定: "Clip"トラックのAudio To:Controlで"Control"トラックに音を送ります。 MonitorをInにします。 必要なSendsを上げておきます。 Clipトラックに音をだすクリップを置き、Controlトラックにダミークリップを置きます。 なんでもいいのですが、ライブラリに無音のトラックSilent.aifがあるのでそれを使います。 ダミークリップを必要な長

あのマイクをこっちのワイヤレスで使う 2

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前にやってみたけど、 ダメだったので再挑戦。 JTSの方のチップ抵抗を生かすようにつないでみました。 比べてみたら大分違ってたんです。Sennheiser MKE2 : 15k Ohm ;  JTS CM801F : 1.8k Ohm。 Maxonの送信機につないでワンツーで音出しチェック。比較対象はMKE2。 ちゃんとでる。 が、小さい。10dB以上は差がある。 叫んでも歪まない。 使えそう。だけどこの小ささは正常なのか? スペックで比較。 Sennheiser MKE2 感度(自由音場、無負荷、1KHz):31 mV/Pa +- 2.5 dB   公称インピーダンス:2700 Ohm  最少負荷インピーダンス:15 KΩ  最大音圧(SPL):120 dB JTS CM801F Sensitivity (at 1KHz) -64±3 dB* (0.63mV)*0dB=1V/μbar Impedance 1.8kΩ Max. SPL for 1% THD 130dB 感度の単位が違う!ええと..... 1 pascal = 1.0 × 10 -5  bar なので1 microbar=0.1 pascalだから 31mV/Paは3.1mV/microbar。 dBに変換すると1Vの大体1/100の1/3だから-20-5の二倍で約-50dB/microbar。 差は14dB。うん。だいたいそんな感じだったかな。あってる。 使えそう。問題はどうやってつなぐか? hirose6pinとTA4Mのアダプタを作る 難易度中。装着する時は邪魔になりがち。 hirose6pinの中に1.8kのチップ抵抗をいれる 難易度高。できればこっちの方が使いやすい。 どっちも今は物がないのでおあずけ。今日はここまで。

Liveの内部ルーティング

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最近、 ダミークリップ というのを知りました。 youtubeではこちら。 今は、フェードアウトをシーンで操作するのをMIDIをループバックすることで実現しているのですが、ダミークリップを使えばそんな事しないでもできるようになります。 それだけでなく、エンベロープでコントロールできるものは何でもシーンで操作することが出来るようになります。 便利な半面、ルーティングをいじるなど直感的でない作業をするので、いきあたりばったりのアプローチではあとで困ることになりそう。 あらかじめ使い方を決めておく必要がありそうです。 ちなみにマニュアルにはのってないようです。 っていうかマニュアルわかりにくいし。 みんなどうしてるんだろう? これ読んでわかるんだろうか?そもそも読んでる? で、今回はまず、マニュアルを読んだり実際に試したりして、Liveの内部ルーティングを自分でわかる形で書きたいと思います。 ダミークリップを使ってコントロールするとこんなことができる、っていうのは次回。 オーディオトラック オーディオトラックには音源が二つあります。 トラックの入力信号 オーディオクリップ どちらを使うかはMonitorで決めます。 Inで入力信号、Offでクリップが有効になります。 入力信号とは、自トラックのAudio From:で選んだものと、他のトラックからAudio To:で送られてきたものの両方です。 Audio From:で信号を受け取れるのは Ext.In(オーディオインターフェイスの入力) Master 各returnトラック 他のオーディオトラック Master、各return、他のオーディオトラックが信号を分岐するルーティングポイントは Pre Fx Post Fx Post Mixer の三カ所です。 さらにエフェクトラックがある場合は各チェーンのPre Fx / Post Fx / Post Mixer も対象になります。 Audio To:で信号を送れるのは Ext.Out(オーディオインターフェイスの出力) Master 他のオーディオトラック 他のオーディオトラックに送るルーティングポイントは T

Liveの音飛び対策

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先日の公演で、最後の曲で音楽が一瞬止まる、ということがありました。 で、対策メモ。 状況から判断するにSSDのプチフリーズが一番怪しい。 SSDの換装 macbookに入っているのは intel X-25M 。 買った当時は、プチフリーズが起きにくいという事で選択したが、調べてみると結構起きていたらしく、intelからも ファームウェアアップデート が出ていました。 CDで起動ディスクを作ってアップデートというながれなのですが、macbookには対応していないのでこれは保留。 新しいmacbook proに入れるつもりで買ってあったsamsung 830に入れ替えました。 やり方は ifixit 参照。 まず、Carbon Copy Clonerを私物のmacbook proから持ってきて(最新版は有償になったためフリーの旧版を使用)、X-25Mの完全コピーを830に。 macbookを開けて、X-25Mを外して830を入れる。 OS とアプリケーションの最適化 いろいろ調べると、どうもプチフリーズにはスワップが関係しているらしい。 スワップが起きないようにするには、 メモリーを増やす。 使っていないメモリーをこまめに開放する。 OSをスワップしない設定にする メモリーを増やすのが最も効果があるが、物が出発に間に合わないし、十分な検証もできないので今回は保留。お金もないし。 Memory Scopeをインストールしてこまめにメモリーを開放するようにしました。 アクティビティモニタと併用しながら、OSとアプリケーションがどのようにメモリーを使うのかを観察しました。 OSは利便性を重視して、終了したアプリケーションを不使用領域としてメモリー上に置いておくようになっているそうで、それは実際観察できました。 また傾向として、メモリーが少なくなってくると、なんとなくスワップが起きやすいなあというくらいのことはわかりました。何をしたらスワップするかまではわかりませんでした。 Ableton Liveの動作を観察すると、一度再生したクリップは再生した地点までディスクキャッシュされているということが分かりました。 このことから、舞台の終盤に近づくにつれて、空きメモリーがだんだん少