投稿

6月, 2016の投稿を表示しています

フェスに出演しました 3

イメージ
アイヌ文化フェスティバル2021に出演しました。 備忘録として。 前日仕込み とはいっても音響は自前の機材をほとんど使わないので、使いそうなモノ(ワイヤレス関連と卓まわり特にPC、インターフェイス関連)だけよりわけて荷揚げです。 スピーカー、卓、PCCなど場所を指定して置いてもらいました。 奥のモニター。いつもの場所にスタンドで立ててもらいました。 メイン&前モニター。 前モニターは場所が厳しくてこの位置に。同軸なので軸外の音の変化がすくないのが良い。 メインはラインアレーなんで、客席では明瞭度が高い。舞台上では、低音の回り込みは少なく客席からの跳ね返りは大きく感じられる。 卓廻り。手前がCL3。奥がCL5。 手元全貌。 PCはいつも通りの右側に戻しました。台本は箱馬を重ねた上にのっています。 緑のトレーは3Dプリンターで作ったもの。RIVAGEに合わせて作ったので、CLには収まりが悪く、ちょっと斜めになっています。 写ってませんがヘッドホンは自前のを引っ張り出してきました。 TBマイクは借りた58です。 案の定、照明、映像に時間がかかり、隙間で音出しして、あとはレイヤーやユーザーデファインドキーの設定に時間を費しました。 カスタムレイヤーの設定 CLのいやらしいところはMIX/MTXのレイヤーがインプットの側のブロックに出せないところ。 こんな風にNanoPadをCentraLogic上に置いちゃうと、MIXにアクセスしにくくなってしまう。 最初はNanoPadをどけながらいじっていたんだけど、かなり面倒。 カスタムレイヤーがみっつ設定できるので、A2に出力用のカスタムを設定したらとたんに便利になりました。LS9的な使い勝手が復活です。 ユーザーデファインドキーの設定 これはLS9にも設定してるんだけど、comp1/EQ/Home画面のbookmark、TB On/Off、TB画面を呼びだせるようにしておくと便利です。 何だか調子が悪い?..本番中に止まる 他団体のリハがお先で進んでいくんだけど、何だか調子が悪い感じ?繋がらないチャンネルがあったり、出音が変だったり… 曰くDanteを目一杯使っていて、かつDanteとMADI変換してるところがあって上手くいってないのではないか、あとCL5自体もおかしい、とのこと。まぢか。困る

DoctorMX用のスイッチをまた作る 4

イメージ
足をつけてないのでないと入らないので、新しいA-star32u4 microを購入。 接続して組み上げれば完成。 macでは動作ok。 winではArduinoソフトウェア内にあるドライバが要るそうな。未検証。

DoctorMX用のスイッチをまた作る 3

イメージ
昔のマウスが出てきたのでこれに仕込むことにしました。 開腹して、ケーブル、IC、コンデンサを外して、スイッチの回路を捜してつないでみた図。 動きました。 しかしチャタリングが酷くてワンクリックで二つも三つも進む。 プログラム修正しなくちゃ。 こういうのが面倒なんです。 作ってはみたものの、まだ実戦に投入してなかった デバウンスのためのライブラリ を使って、全面的に書き直してみました。 すっきり。てか最初から使えっていう話。 デフォルトでは怪しかったのでデバウンスタイムを50msまで伸ばしてみました。 ちゃんと一回で止まります。 ダウンロード、使い方は、 リンク から。

DoctorMX用のスイッチをまた作る 2

イメージ
試作品。 中味はこんな感じ。すかすか。 もっと薄く、ボタンは大きく、だと? なるほどね。欲しがるなあ...

DoctorMX用のスイッチをまた作る

イメージ
以前の  DoctorMX用のスイッチを作る  という記事が、Arduino側の仕様がだいぶ変わってしまって通じなくなっていたので再掲。 今度は、Pololu astar32u4 microです。 スケッチはこちら。

コンプレッサーはもはやEQだ

イメージ
またもや題名は釣りです。コンプがEQのわけないぢゃないか。 ワイヤレスピンマイク コンプレッサーの調整 マニュアル  の補足です。 この辺りを読んどくと話が早い。 超初心者のためのミキシング講座/コンプレッサー編③【レベルの大小差を小さくする】 超初心者のためのミキシング講座/コンプレッサー編④【音を前に出す】 超初心者のためのミキシング講座/コンプレッサー編⑤【アタックのコントロール】 超初心者のためのミキシング講座/コンプレッサー編⑥【余韻のコントロール】 具体的な数値は、使う機材とか求める音とかで変わってくるのですけど、言わんとすることは一緒です。おしまい。 なのですが、やっぱりちょっと補足。 「歌が何言ってるかわからない」とよく言われます。 問題は 歌詞が難しい、内容がわかりにくい 歌い手の問題 言葉がはっきりしない 声質が聞きとりにくい声質だ 歌が他の楽器や残響に埋もれている アレンジの問題 PAの問題 その他 などです。 歌詞や内容、アレンジの問題は別のところで検討してもらうとして、 明瞭度や音圧の問題はコンプレッサーの守備範囲です。ちょっとだけですが改善できる。 音圧については前出のリンクや他のいろんな記事で語られているので、主に明瞭度について。 日本語の音節は、だいたい「子音」+「母音」でできています。 大きな声で 歌おうとする時、 母音は大きくできますが、子音はある程度以上は大きくできません。自分でやってみるとわかります。 子音を強調したい時どうするかというと、長く伸ばしたり、破裂させたり、息の音を混ぜたりしています。 音が小さいままの音、一瞬破裂する音はコンプレッサーのスレッショルドとアタックタイム次第でスルーさせることができます。 これで子音と母音のバランスをとることができます。 日本語の歌は、一音符一音節が基本です。ひとつの音符が、だいたい「子音」+「母音」+「母音の伸ばし」でできています。 言葉のはっきりしない歌い手の多くは、言葉として成立するのに必要な「子音」+「母音」のところの音量が小さく、「母音の伸ばし」のところになって初めて声が響きだすタイプの人です。 「母音の伸ばし」部分だけコンプレッサーで抑制することで言葉の明

GEQでは合せられない? 音場調整 定在波とか 2

前記事 の追加とかです。 何 独自研究かましてんの? 自慢したいの? いえいえ、そんなだいそれたことできません。 ひとの受け売りがせいいっぱいです。 30年近く前に書かれた 「ハンドブック・オブ・サウンド・システム・デザイン」(ジョン・アーグル 著 鈴木中 訳) の第11章システム・イコライゼーション 2.フィルター特性 (2)狭帯域装置の項にすでに書かれています。ちょっと引用すると " 狭帯域装置は、コントロールしようとするフィード・バック周波数個々をチューニングすることが可能である。... ...4ヶ所の狭帯域ノッチが、 相対的な音響特性の広帯域性に影響を与えていないことに注目してほしい。...狭帯域の谷(dip)は完全に限界帯域幅内にあるので...谷の部分が聴感上目立つことはない。 " GEQとノッチフィルターとの違いを知って組合せて使おうぜ(超意訳)という文脈で、このように書かれています。 独自の部分があるとすれば、 先にノッチした方があとあと楽できんじゃね? というところだけです。 (ちなみにこの後、実戦的なイコライゼーションのしかたが書かれているのですが、今でも役にたつ内容です。一読をおすすめします。)  効能 明瞭度が上がる 声をマスクしていた特定の大きく長い音の成分だけを選んで下げるので、ホールの響きのキャラクターを大きくかえることなく、明瞭度が上げられる ハウリングしにくくなる 歌の音程が良くなる 特徴的なホールの響きが抑えられるので、音楽の響きよりホールの響きに左右されがちな演者でも音程が良くなる効果が期待できる。 音痴が直る、という程ではありませんが、ちょっとだけうまくなった感が 出ます。 音場調整がうまくいかないもうひとつの理由 機材も測定機器も進化して精密なことができるようになってきているのに、扱う人間の方の思考、方法論、感覚が古いままだから。 例えば、GEQでハウリングをとるとか、です。(ぼくもやりますけど) さきほどの引用の続きです。 " 1/3オクターブ・フィルターは、システムを広帯域化した後のフィード・バックの可能性を低減するために限定的に使用される。しかし、固定型の1/3オクターブの中心