Swarmatron的なものをvstにしてみた。

要するにVST instrumentのアナログモノシンセです。
自分でいうのもなんですが、かなり良い出来です。お試しください。

sonicbirth1.3.1のファイルです。mac, 32bit only。
swarms.sbc

http://www.radio.uqam.ca/ambisonic/sonicbirth_v131 _beta2.zip

  • ここからsonicbirth本体をダウンロードしてインストールし、
  • ファイルを開いて、
  • File > Install as VST...

で使えるようになります。

一応、手元のmacbook pro mid 2010 / yosemite / Tracktion6, Live8, Live9の組み合わせではちゃんと動いています。

いかんせん枯れまくった開発環境なので動かなかったらあきらめてください。
使用は自己責任でおねがいします。

SEを作ってると時々、アナログシンセ的な音が欲しくなります。
心理的な音、抽象的な音、マンガ的な音、ゲーム的な音などなど...
アナログシンセのプラグインは結構手元にあるのですが、なかなか思った通りの音にならないです。音が綺麗すぎたり、汚そうと思って多機能のものを選ぶと、操作を覚えるうちにやりたいことが何だったかわからなくなってしまったり...

結局、 プラグインでなく、highCというのでやったりします。汚い音が比較的簡単に作れます。でも楽譜に線を書き込んでレンダリングという手法なので、 直観的でないというか、勢いの欲しいときは苦労します。

Swarmatronって僕も知らなかったのですが、ハンドメイドのアナログシンセで、映画「ソーシャルネットワーク」で使われて話題になったそうです。観てないからわからない...
youtubeで探してみたら、結構汚れた音でうにょうにょしてるので、とっても気に入りました。
汚れた音でうにょうにょ、っていうのが大事です。それがかなり難しい。

仕組みがよくわからなかったのですが、the Swarm というのを作って公開してる人がいました。
ダウンロードしていじってみると

  • 8オッシレータのモノシンセで、
  • detuneが絶妙。
  • Spanノブを回すと八つの音が予め決めたモードの和音に向って動く。

なるほど。これがうにょうにょの秘密か。

the SwarmはRewireでDAWに接続して使うものなのでちょい使い勝手が悪い。
ほかにVSTとか AUで作ってる人もいなさそうなので作ることにしました。
仕様としては

  • VST
  • オッシレータはsine, sawに加えてtriangle, pulse
  • detuneも可変
  • FM, portamentoをつける
  • span modeに使いそうなコードを 増やす

盛り沢山で配線が多いですが、案外素直な作りで、あんまり悩まずにできました。
しかしこれをアナログで作る人がいる... 頭が下ります。とにかく線が多い。

ちなみにアナログっぽいので残してるバグがあります。

  • 短かく弾くとreleaseが揺れる
  • FMをかけすぎると発振する



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