Soundflowerを使ってみた

インストールはしといたけれど、いまいち使い方が飲み込めずに放置していたSoundflower
理屈が分かったら意外と使えるやつでした。

何をするもの?

  1. ソフトからソフトへ音を受け渡したい時に、受け渡し場所を提供します。2chのものと16chのものがあります。
  2. その受け渡し場所に来た音をBuilt-in OutputやUSB/Firewire I/Fから出すことが出来ます。
(ちなみに「受け渡し場所」というのは自分が理解するためのここだけの独自解釈です。よりしっくりくるというか...しっくりこない方は普通の業界用語「バス」と読み替えてください。)

同じようなソフトはいろいろありますが、このSoundflowerはシステム拡張としてインストールされるので、起動した時にはすでに2chと16chの受け渡し場所が使えるようになっています。

一方、受け渡し場所に来た音を聴きたい/聴きたくないときは、Soundflowerbed.appでその都度on/offできます。

どうやって使うの?

まずインストール。とは言っても、いろいろうまく行ってないらしく、最新版をインストールしても使えてないようです。僕はOSX10.6.8なのでSoundflower-1.5.2.dmgを入れたら使えました。

再起動したら使えるようになっています。

Liveなど、入出力を選べるソフトはソフト内で、選べないソフトはシステム環境設定>サウンドでSoundflowerを選ぶ。

Soundflowerに来ている音を聴くには:
/Applications/Soundflower/Soundflowerbed.appを起動ます。上部のメニューバーに花のアイコンが現れます。
ここから聴きたい物を例えばbuilt-in Output等にすると聴けるようになります。



注意としては、単なる受け渡し場所で、入力とか出力とかわかれていないので、ループが出来ればすぐハウリングします。

用途としては、ネットラジオ、YouTube、Ustreamなどを録音したり配信したりするのに便利、だそうです。やったことないですけど。

何に使ったかというと、舞台の音源を聴くのに使いました。

Liveでマルチチャンネルで作ってあるのですが、今までは、それをパソコンでお手軽には聴けませんでした。
そのままだと、たくさんのチャンネルのうち、最初の2ちゃんねるしか聴けません。

音を聴きながら編集したいのですが、
今までは、Live上でアウトをすべて内蔵に変更して聴きながら編集。現場のシステムに繋ぐ時にまたもとに戻すというのをやってました。
または、Firewire I/Fでマルチチャンネルで卓に立ち上げて、2chにミックスし直して聴きながら編集とか。
どっちにしろめんどくさい!

SoundFlower(16ch)でいったん各チャンネルをBuilt-inOutputに設定しておくと、
Live上から出力にSoundFlowerを選んで
Soundflowerbed.appでSoundflower(16ch)のBuilt-in Outputを選ぶだけで
全部のチャンネルが聴けるようになります。
とっても便利。


ちなみに、前はJackOSX使っとった。これはこれで便利。ちゃんと動けばね。
最近どうなってんだろ?わからん。

コメント