生バンドでミュージカル

先日やった生バンドでのミュージカルのまとめ。忘れちゃうので。

舞台前端から五間程のところに大きい可動式のワゴンがあって、そこで生バンド(Dr.,Bass,Kb,箏,三味線,Fl.,尺八,笛,和太鼓など)が演奏してその前でミュージカル。
最後にバンドが前から三間程のところまで出てくる、といった趣向。

普段は録音された音楽でやっている役者たちなので、バンド特にDr.は音がでかすぎるらしくやりにくそう。
モニターはDr.,Bass以外を袖からSX200で押さえる。声の返しとの兼ね合いで、Dr.に勝って音程が安心してとれるレベルでは出せず。タイミングもずれるのであまりいいモニターではなかった。もし次やるときはワゴン上(バンドに近接して)にスピーカを置くべき。


演技空間と演奏が離れすぎ。音楽の縦線が揃わない残念なことになるのは避けたかったので、Delayで補正。
色々計算した結果、バンド演奏のみを約6ms遅らせて前横FB、前吊りFB、メインPAから出す。
その他はno Delay。
ワゴンが前に来た状態では全体がno Delayでokでした。
この二つの状態をLS9のシーンに記憶させてシーンで切り替え。うまくいきました。


Dr.Top用のXYマイク。S1を二つ使ってアルミの針金で即席で作りました。
ドラマーの頭上ちょっとF.Tom寄りに立てて、HHからF.TomまでをXYで狙うのがねらいです。ちょうどその角度になるように作りました。
位相の乱れのない、すっきりした音だったと思います。

Topでほとんどいい音でとれているのでSnareマイクは胴鳴りと響き線とカブリでHHを録るためにc418を皮ではなく胴に向けて。
Topとの距離差をDelayで補正。

箏に使ってみたADX40(アンプ改造済み)。
どうせEQで切りまくることになるので、低音が無く、指向性がちょっとでも狭いほうが適してるのではと選択。
Dr.,Bassの回りこみがほんの少し減った。指向性はあまり違いが感じられなかった。
EQ,コンプを適切に設定することでなんとか前に出るようになったが、本番で演奏が盛り上がると低音の共鳴でコンプがずっとかかっている状態になり、コンプのエンベロープがそのまま見えてしまうような苦しい音に。
箏はコンタクトマイク(ピエゾ素子+1Mohm抵抗+DI Boxでok)を試したい。DynamicEQ的なものをインサートできればさらに良いのでは?


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